クラブ員の心得
Ⅰ.目的
野球というスポーツを通して、将来の社会の先導者としての資質を身につける。
日本一を目標とし、日本の軟式野球に新風を吹き込む。
野球に関する高い技術・知識・体力を身につけ、卒業後、高校・大学・社会人・プロ野球で活躍する。
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Ⅱ.学業
学校生活の第一義は学業にある。授業態度の悪い者、学業向上に努力しない者、欠席・遅刻の多い者、学校の教育活動に積極的に参加しないものは、練習や試合に参加させない。
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成績の芳しくない者は、クラブ役員と面談を行い、定期試験前の練習休業を拡大したり、練習自粛を視野にいれ、最善策を検討する。
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試験等においてカンニングなどの学生として恥ずべき行為をしたものは、練習への参加を認めない。
Ⅲ.身なり
A.グランドで
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練習の場合:チーム指定練習用ユニフォーム、紺のアンダーシャツ、紺のアンダーストッキング又は紺の ストッキング、チーム練習帽、チーム指定のグランドコート、ジャンパーを着用し、他のジャンパー、Tシャツ等は認めない。
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試合の場合:試合用、セカンド用のユニフォーム、帽子、試合用ストッキングをメンバーは着用すること。
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チームのユニフォーム、帽子、ストッキング、グランドコートは、今後、受け継がれ、愛されるものである。これらを管理できなかったり、不正に使用した場合は厳罰に処する場合もある。
B.オフグランドで
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学校では校則に定められたようにきちんと制服を着用し、身だしなみに気をつけること。頭髪は野球人らしくすること。眉毛、髭、もみ上げは自然体で。また、眉毛等を剃った行為をしたものは、練習への参加を認めない。
C.遠征において
学生服、もしくはチーム指定のジャージ・シャツ等を着用すること。
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Ⅳ.試合において
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どんなに相手チームが汚い野次を飛ばしたとしても、当チームは常に紳士たる言動をとり、味方チームを励ますような檄だけを善しとする。また相手チームの好プレーに対して拍手を送る余裕を常に持ちたい。
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攻守交代はアマチュア野球らしく全力で行ない、ダッグアウトとポジションの移動は全力疾走で行なうこと。
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ベンチにいる全員が試合進行と勝利のために努力すること。ベンチにいる選手はボール、バット、ヘルメット等の整理、ポジションに着く選手の補助(グラブ、レガース等)を行う。また、チームのムードを高め、適切なアドバイスを送る努力をする。ベンチの力によって勝利を引き寄せよ。それと同時に、自分が大事な場面で充分仕事ができるように常に肉体的・精神的に準備を整えておく事は当然である。
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常にワクワクすること。どんな小さな可能性でもそれを信じ全力でプレーすること。ピッチャーゴロでも一塁へ全力で走ることが野球である。
試合前や後に関係者に挨拶をし、お礼を言うことは当然のことである。公式戦はもちろん練習試合も様々な人が背後で支えてくれている。指導者がそばにいなくても、礼儀ある態度をとれるようでありたい。
遠征(公式戦を含めて)の場合、天候から勝手に自己判断しない。
試合会場のロッカールーム(更衣室)は試合終了後、全員が掃除をしてキャプテンがそれをチェックし指導者へ報告すること。
Ⅴ.練習においての行動
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練習を休む時は必ず、監督・コーチに許可を得ること。他の選手に伝言することは許さない。また休んだ次の日には必ず状況を報告すること。事後の言い訳は認めない。
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故障・怪我等は速やかに部監督・コーチに報告すること。両者が協議して方策を考える。勝手に自分の知っている医者に行かない。また医者等に行った場合は必ず報告すること。
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グランドやチームの備品は学年の区別なく全員で管理・整備する。後輩にいい環境を残してやるのも大事な仕事である。ただ下級生はやるべき仕事は責任を持って遂行し、備品等に不備が出てきたら監督・コーチに相談すること。
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活動中は安全面には各自充分注意すること。個人の身勝手な行動が他の選手の大怪我につながることを十分自覚すること。
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使用した部室・グランド・トイレは各自が自覚を持ってきれいな状態を保つこと。自分達の生活の場が整っていないチームに勝利はない。
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各人の野球用具はしっかりとメンテナンスをし、大事に保管すること。それができてない場合は練習参加を認めない。
集合時間の5分前に必ず集合していること。
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自分の納得の行かない事や疑問に思うことがあったら、遠慮せずに監督・コーチにどんどん質問すること。自分の野球であり、自分たちチームであることを忘れず、また大人に対しても自分の考えを堂々と述べられるようになって欲しい。
Ⅵ.遠征・合宿での行動
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常にチームを代表しているということを忘れずに行動すること。
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いつも一般の人たちの迷惑を考えて行動すること(特に、移動車内、食堂、浴場など)。お喋りなどに夢中になり烏合の衆にならないこと。
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遠征や合宿に協力してくれた人のことを考え、保護者やOB、関係者等にたいして各人が感謝の気持を言葉で表すこと。
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集合時間・門限はチーム全体の迷惑にならないように厳守すること。
Ⅶ.オフグランドで(学校生活)
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チーム員である前にまず一人の学生としての行動が第一である。学校に限らず学校外においても恥ずかしくない行動をとること。明らかに社会のルールやチームのルールに反した場合は退部もある
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保護者あればこそ野球ができるということに感謝の気持を忘れないこと。また何らかの経済的な事情で野球を続けることが困難になったときは、必ずチーム役員に相談すること。チーム役員、OB会等と相談し、君たちが野球を続けられるよう最善策を考える。
以上